テコンドーとは
テコンドーは 韓国の国技 で、蹴り技主体の 打撃系格闘技 です。
スピーディーなステップ と 強力な蹴り技 が最大の特徴で、2000年 シドニーオリンピックから オリンピック正式競技 となっています。
テコンドーには大きく分けて、
・ WT (World Taekwondo)
・ ITF (International Taekwondo Federation)
の2つの団体がありますが、オリンピック正式競技に採用されているのは WT です。
烈蹴会は、WTに所属しています。
一般的に 「蹴り技が多彩」 と言われていますが、ローキックやヒザ蹴りは 反則 となっていますので、実際のところ 蹴り技の種類自体は、フルコンタクト空手の方が多い のです。
正確には、「試合中に使用する打撃技のうち、蹴り技の占める割合が高い」 と言った方が正しいでしょう。

ティオティチャギ(跳び後ろ蹴り)
の練習。
テコンドーの試合では、カウンター
の技としてよく使われます。
テコンドーの蹴り技の中で、
最も威力が高い技 です。
スタイルによって大きく異なるとは思いますが、例えばフルコンタクト空手で、仮に試合中に使用する突きと蹴りの割合が 4:6 ぐらいだとします。
テコンドーの場合は、それが 1:9 、あるいは9以上なのです。
ローキックと顔面パンチが反則である以上、試合展開としては主に 上半身への蹴り技の応酬 となり、また ポイント制
を採用しているところから、「足技のボクシング」 とも呼ばれています。(顔面パンチはITFではOK、ローキックは両団体とも反則。)
以上のことからわかる通り、試合ルールの性質上、蹴りの 1発1発の重さ よりも、スピード、正確性、連続性 が要求されます。
他にも、2分3R フルに動ける 全身持久力 や、フェイント を駆使して相手にわざと先に攻撃させておいて カウンター を合わせる技術、またそういった 戦術 を瞬時に使い分ける 頭脳 が要求されます。
試合のVTR (YouTube / 2012年 ロンドンオリンピック)
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